埼玉県公立入試 出題範囲縮小について
先日、埼玉県公立入試において縮小される出題範囲の詳細が発表されました。
現状発表されている内容は以下の通りです。
◎国語
次の内容は出題しない。
- 第3学年における言葉の特徴やきまりに関する事項のうち、慣用句・四字熟語などに関する知識
- 県内市町村立中学校で使用している第3学年の教科書で学習する漢字の読み書き
◎社会
公民的分野において、次の内容は出題しない。
- 私たちと経済
- 私たちと国際社会の諸課題
◎数学
次の内容は出題しない。
- 相似な図形のうち、日常生活で相似な図形の性質を利用する場面
- 円周角と中心角
- 三平方の定理
- 標本調査
◎理科
第1分野において、次の内容は出題しない。
- 科学技術と人間
第2分野において、次の内容は出題しない。
- 地球と宇宙
- 自然と人間
◎英語
次の内容は出題しない。
- 関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法(接触節も出題しない。)
- 主語+動詞+whatなどで始まる節(関節疑問文)
※ただし、教科書で扱う語彙はすべて出題範囲とする。
このように、かなりの内容が出題範囲から除外されます。
正直、日本一ではないかと思ってしまうくらいです。
縮小された内容については、中学校卒業までに学習するものと定められてはいますが、学校によって授業時間に大きな差が生じてしまうことも十分に考えられます。
そうなってしまうと、短い期間で授業を受けた子どもたちは高校入学時点で大きなハンデを背負うことになってしまいます。
特に、数学の《三平方の定理》は高1の《三角比》で、英語の《関係代名詞》は高1の《関係詞》で必須となる内容なので、中学校での習熟度は大きく影響してきます。
東大セミナーでは、受験生たちにハンデを背負わせたまま高校へ進学させてしまわないよう、縮小される内容は全て予定通り授業を行ってまいります。
そのためにも、まずは今できることを先送りにせず、確実にこなしていくことが必要不可欠となります。
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